はんまーに乾杯

メダロットSプレイ記

【メダロットS】ピリオド84

 こんにちは。実に約2ヶ月振りの更新。今回は主に走った前期のメダリーグについて書きます(ダメージ計算の話もちょっとあります)。

前期リーグ(荒野、女型限定)

終結

 早速結果から書くと、最終レート1309ptで80位を記録。初めて100位以内でリーグを終えることができました。ついでに初の100連勝、手動での100勝も達成。なんでも今期は過去最低の100位ボーダーだったらしいとはいえ、これまで一番プレイしたピリオド70でも76戦だったわたしにとっては十分大変でした。なんにせようれしい。

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 そしてこちらが最終的な編成。動きは非常にシンプルで、1番機の最速ディスターバンスで補助技を封じ、3番機のフラッシュorフリーズで邪魔な相手機体に行動をさせないまま、エースである2番機の高火力のサクリファイスorレーザーをクリティカルヒットさせる先手必勝型です。外すか当たるかで結果が変わりすぎるデザインが嫌いで、フラッシュの使用はこれまで避けていましたが、まあ当たるとべらぼうに強いですね。フリーズ無効かつA地形サクリ単体だと壊せないフィランソロピーのメタになったといえます。

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アルテミスの登場

 すでに編成にも載せましたが、ピリオド83のリーグを彼女の存在抜きに語ることはできないでしょう。そしてわたしのリーグへのモチベーションを燃やしてくれた存在でもあります。10月末のボス機体枠としてピックアップガチャに追加されたアルテミスです。

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 全4パーツとも優秀、純正での運用も面白そうですが、ここでは右腕のレーザーに注目してみます。

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 他の女型のレーザーとの差は一目瞭然です(表はwiki参照)。同じHvの右腕パーツであるフラミンマレットの上位互換、非Hvパーツとの比較では頭部も含め成功と威力で圧倒しています。レーザーに求めるもの⇒使いやすい火力と読み換えれば、この差は重要です。

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火力ランキング

 女型レーザーとして圧巻の性能であることがわかったうえで、もう少し踏み込んだ議論をします。アフェクションがいかに火力パーツ全体で見ても優れているかです。

 現行のメダリーグでは、補助機体の有無などの違いは有れど、基本的には格闘もしくは射撃の攻撃技を使って相手のリーダーを先に機能停止させることで勝利する、ほぼこれしかありません。当たり前のことに思われるかもしれませんが、こうした前提の下に、火力=相手の装甲を速く大きく削るパーツの必要性が説かれます。

 下の表は独自に厳選した30種の火力パーツについて、予想されるダメージで順位付けしたものです。表中の成功・威力はパーツレベル90時点でのランク効果を含めた数値です。威力について自身のCGを参照する技は30%で計算しています。また、サクリファイスのみ装甲Vチップ2枚挿しとし、その他チップ、メダルの性格ボーナス、メダロッターは無しとしています。

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 予想ダメージについて、防御無視攻撃はヒット時(式(2))、アサッシンはクリティカル時(式(3))、その他の攻撃は防御時(式(1))の計算結果です。

D_{防御} =0.39*{成功}+1.46*{威力}-930 (1)

D_{ヒット} =0.66*{成功}+1.50*{威力}-190 (2)

D_{クリティカル} =0.92*{成功}+2.08*{威力}-510 (3)

これらの式は、過去のダメージ計算式を元に、攻撃機体の攻撃スキルレベルは99、相手機体の格耐もしくは射耐と回避は地形相性込でそれぞれ1200、補助スキルレベルは51として補正を掛けたものです。成功と威力に地形相性を掛けたものをそれぞれ代入して使います(今回でいえば地形相性Sとして上の表の数値を1.2倍)。(作業が止まっているダメージ計算ですが)パーツの優劣を見る程度なら十分な式だと思っています。ただし、攻撃結果が変わった場合には当然順位も変動します。特に防御無視攻撃には甘い査定であることに留意してください。

hakamaya.hatenablog.com

 さて、説明が済んだところでランキングを見てみましょう。ご存じデビルボディ(ゴ,ースト)がCG30の時点で堂々の1位。比類なき素の威力の高さに加え、防御無視属性が他の候補を押さえました。

 2位のイービルハンドと7位のラストコンサートはそれぞれHvと非Hvのサクリファイスの代表として選出したもの。格闘射撃を問わず、イベント配布産を除くサクリファイスがどれもこの辺り。初手単独で出せる火力としては抜きんでています。

 2つのサクリファイスに挟まれるようにして、HvのCG参照技の中でも特に強力なメンツが並びます。腕ゴースト/ショットとそれより下のCG参照技を単純に防御時の威力で比べると、はっきり差があるといえます。また、この表では、威力が連続的に変化するゴースト・チャージブレード系に対して、CG30でもCG95でも同威力の光学特性は基本的に甘い評価になっています。

 サクリファイスとCG参照技が上位に連なる中、防御無視属性が効いてライトパンダー(パワーハンマー)とドラブローライズ(ブロウアウェイ)がそれぞれ6位と8位に食込みました。ドラブローライズはピリオド81(サイバー、男型限定)、ピリオド82(アリーナ)でキャリーバッグ(追加弾倉)に載せて使っていましたが、かなりやります。初手の充填で負けないために、威力バフのあるメダロッターではなくレトルトを付けていましたが、アサッシン感覚で破壊まで持っていける脚部の範囲は広いです。恵まれた成功値により、防御無視攻撃の難点であるかすりが出にくい点も高評価。ダークタイガーばかりが注目された印象ですが、セイバードラゴンも負けずに非常に優秀と見ています。

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 唯一の確定クリティカルであるアサッシンのレフトソーは12位。もしかすると4497という予想ダメージを意外と低く感じる人もいるかもしれませんが、あくまでこれはメダル・メダロッター抜きの結果です。式(3)に表れているように、クリティカル時は特にダメージに対する威力の係数が大きいです。性格パワーでダメージ+600、アラセでさらに+600は伸ばせると思ってもらえれば良いと思います。

 ダメージ4000台前半辺りから、いろいろな技が載ってくるようになります。順位が下の方も含め、選んだパーツはいずれも(非Hv、女型、非頭といった制約も含め)各技の中でトップクラスの性能を誇るもの、リーグでよく目にするものです。しかしながら、上位と下位では腕パーツ1個分近いダメージ差があります。純正は別として、最も替えが効かないのは脚部より火力パーツかもしれません。

アフェクションのポジション

 で、結局アルテミスはどうなったの?という話ですが、ランキングだと予想ダメージ4243で17位。ただし、わたしは順位以上に評価できるパーツだと考えています。

 その根本は高い成功です。上では互換できるパーツの中でも比較的成功の高いものを多く選びましたが、それでも1000を下回るパーツが多数あるように、高火力パーツの成功は抑えめに設定されている傾向があります。特に、似たような運用が求められるCG参照技の中では出色であります。メダル、メダロッター、チップいずれの成功バフ量も大きくなく、パーツ差を補うには脚部特性やプラス症状含めそれなりにコストが掛かります。

 成功ステータスの役割は、ダメージとヒット率の増加です。ダメージは先に取り上げたとおりです。ヒット率に関して、現環境ではリバース持ちを筆頭に(リーダーの)補助特化機体が頻繁にかすり・回避を誘発しています。攻撃機に関しても、一定数いる冷却ペナルティ無しのサクリファイスやアサッシン使いにも、攻撃の命中が求められます。そもそも後手を狙う戦法がどれほど採用されているのか疑問です。妨害クリアによって回避不可症状の付与を封じられることも、成功の重要性を補強するでしょう。とはいえヒット率に関してはデータを持っていないので、ふんわりとした話しかできないのですが。

 成功ステータス以外にも、自壊・冷却ペナルティであったり、性別や部位であったり、充填・冷却であったりで上の順位のパーツの下位互換でないことをいちいち説明することはできますが、火力ランキングの趣旨に沿ってここまでとしておきます。

おわりに

 さて、久々のブログはいざ書いてみれば前期リーグの直接の話はほとんど無かったですね。明日で終了らしい公式のランキング企画に乗っかってみました。更新をしなかった期間も別にネタが無かったとかプレイしていなかったとかいうわけではないのですが、今回はせっかくリーグを頑張ったので筆にも情熱を引っ張ってきました。次回の更新は内容も時期も未定ですが、良かったらまた読んでください。それでは。