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メダロットSプレイ記

【メダロットS】強化チップの鑑定・リサイクル比率

最終更新日:2022-1-21

強化チップ[未鑑定]の鑑定

N=103761 排出数 比率(%) 95%信頼区間
I 51947 50.06 0.30
II 31172 30.04 0.28
III 17473 16.84 0.23
IV 3169 3.05 0.10

 Nは総鑑定数です。ここで言う比率とは単純に任意の排出数を総数で割ったものです。統計量不足によって生じる誤差として、正規分布を用いた95%信頼区間を併記しています。

強化チップSP[未鑑定]の鑑定

N=591 排出数 比率(%) 95%信頼区間
III 301 50.93 4.04
IV 208 35.19 3.86
V 82 13.87 2.80

グレードIのリサイクル

N=2350 排出数 比率(%) 95%信頼区間
II 1868 79.49 1.63
III 408 17.36 1.53
IV 46 1.96 0.56
V 28 1.19 0.44

グレードIIのリサイクル

N=2015 排出数 比率(%) 95%信頼区間
III 1649 81.84 1.68
IV 268 13.3 1.48
V 98 4.86 0.94

グレードIIIのリサイクル

N=1205 排出数 比率(%) 95%信頼区間
IV 952 79.00 2.30
V 253 21.00 2.30

応用

 得られた鑑定・リサイクル比率を用いて、未鑑定と各グレードの価値を換算することができます。

 未鑑定(i=0)、未鑑定SP(i=\mathrm{s})、グレードI、……、V(i=1, \cdots\cdots, 5)1枚当たりの価値をそれぞれ v_i、チップ iを鑑定ないしリサイクルしてチップ jが排出される比率を p_{ij}とすると、

v_0=p_{01}v_1+p_{02}v_2+p_{03}v_3+p_{04}v_4

v_\mathrm{s}=p_{\mathrm{s}3}v_3+p_{\mathrm{s}4}v_4+p_{\mathrm{s}5}v_5

と書けます。加えてたとえばチップはグレードVのみ必要で、それ以下のグレードはすべてVまでリサイクルするとすると、

v_1==\dfrac{1}{20}(p_{12}v_2+p_{13}v_3+p_{14}v_4+p_{15}v_5)

v_2=\dfrac{1}{15}(p_{23}v_3+p_{24}v_4+p_{25}v_5)

v_3=\dfrac{1}{15}(p_{34}v_4+p_{35}v_5)

v_4=\dfrac{1}{10}v_5

v_5=v_5

のように扱えます。統計で得た比率を用いると、v_5=1v_1=1としたときの  v_iはそれぞれ下表のように求まります。

  v_5=1 v_1=1
未鑑定 0.0084 7.9
SP 0.18 170
I 0.0011 1
II 0.0052 4.9
III 0.019 18
IV 0.1 94
V 1 940

 これに従えば、未鑑定チップはグレードI7.9枚分といった具合に見なすことができます。すべてリサイクルし続ければ、グレードI940枚につき最終的にグレードVが平均1枚できる、この結果には正直驚きです。もちろん標本比率に対して信頼区間の大きいグレードV周りは大きな誤差を含んでいますが、リサイクルによる飛び級の効果は思いの外大きいと感じました。

おわりに

 まとまった数の強化チップを入手次第、このページで標本サイズを更新していく予定です。もし質問やコメントがあればこのページやTwitter袴矢 (@hakamaya63) | Twitter)にてご自由にどうぞ。